Shirube.

なんてことない毎日を。

3 Apr. 2016

    深夜のニュースでノーカットで放送されていたムヒカ元大統領の演説に感銘を受けました。幸せになるために人は生きていること。貧しい人とは物を少ししか持っていない人ではなく、もっともっとといくら手に入れても満足できない人のこと。まるで自分のことを言われているようでした。周りを見回して、使っていないものはないか?無駄なものはないか?と考えたとき、あまりにも多過ぎました。大して必要でもない物を買うことで幸せを得ていないか?消費社会に支配されていないか?

    先日祖母が亡くなりました。亡くなる日、祖母は母と話すなかで「幸せだった」と言ったそうです。それを聞いた家族は安心しました。物がなく、貧しい時代を生きた人です。苦しい時代を生きた人です。それでも幸せだったと言うのです。幸せ、とはなんでしょう。私は幸せなんでしょうか。死ぬ間際に「幸せだった」と言える生き方ができているでしょうか。私が祖母と最期に交わした言葉は「がまださなんたい」でした。こちらの方言で「がんばりなさい、働きなさい」というような意味です。寝ぼけながらの言葉だったのであまり意味はないかもしれません。「がまだす」は、祖母の口癖でもありました。

    幸せな人生とはなにか、そのために何をするべきか、考え続けなければいけないと思い、ここに記録します。