Shirube.

なんてことない毎日を。

24 Apr. 2016

    私の住む街は「被災地」となりました。
    まさか自分の住む場所が被災地と呼ばれる日がくるとは思いもしませんでした。それでもその日はやってくるのですね。幸いにも私も家族も親戚も周りの人達もみな無事でした。本当にありがたいことです。この1週間みんな毎日必死に生きてました。
    今回何事もなかった場所も、明日には「被災地」と呼ばれる日がくるかもしれません。他人事ではありません。備えは必要です。東日本大震災があった際に防災の大切さを実感し防災グッズを備えていたのでとても助かりました。もちろんそれだけでは足りなかったので色々と準備をして避難しましたが…。
    その中でも特に役に立ったものはラジオです。電池で稼働するラジオだったのですが、購入した防災セットのなかには交換用の電池も大量に入ってたので心置きなく使えました。スマホも情報を得られますがラジオのほうが重要で正しい情報が得られます。スマホでは追いつきません。どこにいても使えるし、耳だけで情報を聞けます。ラジオは大事です。情報は大事です。給水所も物資配布場所も避難所も地震情報も、全部ラジオが教えてくれます。あとは水ですね。給水が始まるのにも時間がかかります。スーパーやコンビニも品切れします。品切れ前に確保する行動力も必要ですし、その行動をする必要がないよう備蓄しておくのも大事です。

    私の実家は大きな被害は少なかったのですが、停電が数日続き、断水もしばらく続きました。私は1人暮らしのアパートに1人で居続けるのが不安で実家に身を寄せてます。まだまだ大きな余震が続いてます。家を無くし、家族を亡くし、また悲しいことに天災だけでなく人災に遭う方もいらっしゃいます。電気が戻り、水道が流れ出し、少しずつ復旧していくことが喜びです。当たり前にあったものがとても有難く感じます。

    以下は今回感じた教訓です。
    ・備えは大事。ラジオ必須。
    ・自分の行動は自分で決める。人に流されない、惑わされない判断力をもつ。人が大丈夫と言うからといって大丈夫とは限らない。自分の判断を大事に、慎重に。
    ・買い溜めは迷惑。毎日少ないといえど物資や物流はまわっているので必要な分だけ買う。他人が必要としている分まで自分が買ってはならない。思いやりが大事。