Shirube.

なんてことない毎日を。

5 May. 2016

    大分生活が落ち着いてきました。余震は多い日もあれば少ない日もあり、収束に向かっているのか分からない状態です。二度ある事は三度ある、という言葉が頭にちらつき、もしやまた大きな地震がくるのでは?という不安もあります。まあ不安ばかりでは前に進めませんので、心構えだけに留めて毎日生活しています。これを機に実家に帰ることになり、引っ越しの準備や手続きに追われています。なにせ持ち物が多い。なかなか簡単には引っ越せない程の荷物。多いだけならまだしも整理できていないから荷造りが大変。これまでの自堕落を反省する日々です。
    今回の震災で避難したり我が家を離れてみて思ったことは、「本当に大事なものはとても少ない」ということです。数日間家を離れて必要最低限のものだけ持っている状態で生活してみて、不便ではありましたが、身動きしやすかったです。
    気軽に引っ越しできる程度の持ち物、が私の理想です。

    ただこれは家族が無事で、家が無事だったからこそ言えることですよね。もう少し、自分の生活が落ち着いたら、自分にできる手助けがないか探してみようと思います。



24 Apr. 2016

    私の住む街は「被災地」となりました。
    まさか自分の住む場所が被災地と呼ばれる日がくるとは思いもしませんでした。それでもその日はやってくるのですね。幸いにも私も家族も親戚も周りの人達もみな無事でした。本当にありがたいことです。この1週間みんな毎日必死に生きてました。
    今回何事もなかった場所も、明日には「被災地」と呼ばれる日がくるかもしれません。他人事ではありません。備えは必要です。東日本大震災があった際に防災の大切さを実感し防災グッズを備えていたのでとても助かりました。もちろんそれだけでは足りなかったので色々と準備をして避難しましたが…。
    その中でも特に役に立ったものはラジオです。電池で稼働するラジオだったのですが、購入した防災セットのなかには交換用の電池も大量に入ってたので心置きなく使えました。スマホも情報を得られますがラジオのほうが重要で正しい情報が得られます。スマホでは追いつきません。どこにいても使えるし、耳だけで情報を聞けます。ラジオは大事です。情報は大事です。給水所も物資配布場所も避難所も地震情報も、全部ラジオが教えてくれます。あとは水ですね。給水が始まるのにも時間がかかります。スーパーやコンビニも品切れします。品切れ前に確保する行動力も必要ですし、その行動をする必要がないよう備蓄しておくのも大事です。

    私の実家は大きな被害は少なかったのですが、停電が数日続き、断水もしばらく続きました。私は1人暮らしのアパートに1人で居続けるのが不安で実家に身を寄せてます。まだまだ大きな余震が続いてます。家を無くし、家族を亡くし、また悲しいことに天災だけでなく人災に遭う方もいらっしゃいます。電気が戻り、水道が流れ出し、少しずつ復旧していくことが喜びです。当たり前にあったものがとても有難く感じます。

    以下は今回感じた教訓です。
    ・備えは大事。ラジオ必須。
    ・自分の行動は自分で決める。人に流されない、惑わされない判断力をもつ。人が大丈夫と言うからといって大丈夫とは限らない。自分の判断を大事に、慎重に。
    ・買い溜めは迷惑。毎日少ないといえど物資や物流はまわっているので必要な分だけ買う。他人が必要としている分まで自分が買ってはならない。思いやりが大事。